2025.09.12理美容
美容師の学びに、世代もキャリアも関係ない──Clumsyセミナーで感じたこと

こんにちは、Root4Beautyの平井浩介です。
先日、僕が仲間とともに運営している美容師のための学びとつながりの場「Clumsy(クラムジー)」で、セミナーを開催しました。
今回の登壇者は、いま業界でも注目されている若手美容師、雄大さんとチダさん。
実際のモデルさんを呼んで、その場でカットをし、撮影し、それをどうSNSで活かしていくかまで。
その一連のプロセスをリアルに、そしてわかりやすく“言語化”して伝えてくれたんです。
技術があるだけでなく、それを「伝える力」を持っているというのは、本当にすごいこと。
会場の空気は、まさに“学び”への熱量に包まれていました。

「伝える技術」にも価値がある
美容師の仕事は、どうしても“感覚”の積み重ねで覚えていく部分が多いです。
だからこそ、それを言語化して人に教えるって、実はとても難しい。
「どうしてそう切るのか?」「なぜその順番なのか?」と聞かれても、無意識にやっていたら説明できないことも多いんですよね。
でも、今回の2人は違いました。
自分たちの中にある理論や経験を、受講者に伝わるように工夫して、丁寧に言葉にしてくれた。
その姿からは、壁にぶつかったり、悩んだり、試行錯誤を重ねてきた時間の重みを感じました。
まさに、技術者であり「伝えるプロ」でもある姿でした。

そして、この日いちばん驚いたこと
実はこのセミナーに、美容学生の方から申し込みがあったんです。
Clumsyの参加者は、普段は現役のスタイリストや経営者の方が中心。
だからこそ、この申し込みには僕も驚きましたし、すごく嬉しくなりました。
学生さんにとって、現場の空気を知る機会って意外と少ないもの。
授業や実習だけでは見えない、リアルなプロの世界に飛び込んでみようという姿勢に、強い熱意を感じました。
しかも今回の登壇者は20代の若手美容師。
年齢もキャリアもそれほど離れていない存在が、自分の言葉で語るプロの世界。
その姿は、美容学生にとって確実に“未来の自分”をイメージするきっかけになったはずです。
「まだ早い」なんてことはない
学生のうちは「場違いじゃないか」と感じることもあるかもしれません。
でも、学びに“早すぎる”なんてことはありません。
むしろ、わからないからこそ気づけることもたくさんある。
そしてその気づきが、未来の自分の選択肢を広げてくれます。
今回参加してくれた学生さんの行動は、ただの“勉強”ではなく、自分自身の可能性に火をつける行動だったと感じました。
「学び」が「つながり」を生み、「つながり」が次の学びへ
Clumsyでは、セミナーのあとは毎回懇親会を行っています。
実は、セミナーと同じくらいの人数が参加してくれるこの懇親会が、またすごい熱量なんです。
それぞれが日々抱えている悩みや考え、チャレンジを率直に話し合える場。
時に笑いあり、時にちょっと涙もあり……。
「誰かががんばってるから、自分もまたがんばれる」
そんな空気が自然と生まれる場所になっています。

美容業界はもっとおもしろくなる。だからこそ、今つながろう
美容師という仕事は、サロンワークだけでは完結しません。
学び、つながり、刺激を受けて、自分のキャリアをアップデートしていくことが必要です。
ClumsyやRoot4Beautyのような場があることで、「今の自分に何が必要なのか?」を見つめ直す機会になると思っています。
次回のClumsyセミナーは、2025年11月18日(火)に開催予定です!
詳細はまたお知らせしますので、楽しみにしていてくださいね。
最後に
今回、美容学生の一歩と、登壇者の熱量、参加者の真剣なまなざしが交わったセミナーを通して、改めて思ったことがあります。
“学びに、年齢もキャリアも関係ない”ということ。
自分の意思で学びに飛び込んだその瞬間から、すでにキャリアは始まっている。
そして、誰かのその姿が、また別の誰かの背中を押していく。
Root4Beautyでは、そんな連鎖をもっと広げていきたいと思っています。
今回の記事が少しでも共感や気づきにつながったら、「スキ」やコメントをもらえるととても嬉しいです。
ぜひ、あなたの声も聞かせてください。
──Root4Beauty 平井浩介
