2025.03.11理美容
美容師としての“身だしなみ”を再考する

美容師の仕事は、お客様と直接接することが多い職業です。
そのため、「身だしなみ」が与える印象は非常に大きいですよね。
美容師自身の外見や服装がどう見えるかによって、お客様の信頼感や安心感にも影響を与えることがあります。
今回は、美容師としての「身だしなみ」について改めて考えてみたいと思います。
サロンでの服装、どうしていますか?
皆さんが働いているサロンでは、どのような服装が求められていますか?
サロンによっては、私服で自由なスタイルを楽しめるところもあれば、統一された制服やドレスコードが設けられているところもあります。
私がこれまで見てきた中では、私服での勤務を許可しているサロンが多い印象です。
その理由として、「美容師のファッションも、サロンの雰囲気や個性の一部になる」という考え方があるからだと思います。
一方、制服を採用しているサロンでは、統一感や清潔感を大切にしています。
特にスタッフ全員が同じ服装を着ていると、サロン全体の印象が洗練され、プロフェッショナルな雰囲気を演出できるのが特徴です。
自由な服装か統一された制服か――どちらも一長一短がありますが、重要なのはその服装が「お客様にどう映るか」を意識して選ばれていることです。
清潔感が第一
美容師として最も大切なのは、「清潔感」です。
清潔感はただ「服がきれいである」というだけの意味ではなく、「きちんとした印象を与える」「お客様に安心感を持ってもらえる」という広い意味を含んでいます。
たとえば、流行のファッションを取り入れていたとしても、服やエプロンにカラー剤が飛んで汚れていたり、靴がくたびれていたりすると、それだけで清潔感が損なわれてしまいます。
また、個性的すぎるファッションや過度なアクセサリーが、お客様に違和感を与えてしまうこともあるでしょう。
美容師はファッションセンスを見せる職業でもありますが、それ以上に「清潔感」と「親しみやすさ」が求められる仕事です。
美容師自身が“売り物”であるという考え方
美容師は、技術や接客だけでなく、外見や立ち振る舞いを含めて自分自身が「商品」としてお客様に選ばれる存在です。
お客様は「この人に任せたい」「この美容師さんのセンスが好き」と思って来店してくださいます。
だからこそ、身だしなみは単なる個人の好みや自己表現の場ではなく、「お客様にとっての信頼感や安心感をどう作るか」を意識する必要があります。
例えば:
- 靴が汚れていないか?
- エプロンや服にカラー剤が飛んでいないか?
- アクセサリーが仕事に支障をきたしていないか?
こうした基本的な点を見直すだけでも、お客様に与える印象は大きく変わります。
自由な服装でもルールは必要
私服OKのサロンが増えている中で、服装の自由度が高いのは良いことですが、自由だからこそ一定のルールが必要だと思います。
サロンごとに異なるターゲットやコンセプトに合わせた服装を意識することが大切です。
たとえば、カジュアルで親しみやすい雰囲気を大事にするサロンではラフな服装が似合いますし、モード系で洗練されたイメージを大切にするサロンでは、きっちりとしたファッションが求められるでしょう。
ただし、「好きな服を着ていればいい」という自己満足に陥ると危険です。
「この服装はお客様にどう映るのか」を常に考えることが大切です。
問いかけ:あなたにとって“身だしなみ”とは?
最後に、皆さんに問いかけたいと思います。
美容師にとっての「身だしなみ」とは、一体何でしょうか?
- おしゃれな服装をしていること?
- 最新の流行を取り入れていること?
- それとも、お客様に安心感や信頼感を与えること?
正解はひとつではありません。ただ、どんなスタイルであっても「清潔感」だけは欠かせない共通点だと思います。
まとめ
美容師としての身だしなみは、自分自身の個性を表現する場であると同時に、お客様との信頼関係を築くための重要な要素でもあります。
服装や外見について考えることは、美容師としてのプロ意識を高める第一歩です。
Root4Beautyでは、こうした「美容師としての考え方」や「お客様に喜んでもらう接客のコツ」について情報を共有しています。
皆さんもぜひ、自分の身だしなみについて振り返り、何か気づいたことがあれば共有してください!
一緒に成長していきましょう!
