2024.11.13理美容

理美容師さんが他のスキルを身につけるべき理由

こんにちは、Root4 Beauty 編集部です。

今回は「理美容師さんが他のスキルを身につけるべき理由」についてお伝えします。

ただし、理美容師さんとしてのスキルは当然あるという前提でお伝えします。

どんなお客様が来られてもキレイにする自信があるという方はOKで、そうでない方はまだ理美容師さんとしてのスキルを持っているとはいえません。

なので、どんなお客様が来られてもキレイにする自信があるという方は先に進んでください。

まだ少し自信がないという方はこの記事を読まない方がいいです。

時間のムダなので、まずは練習をして理美容師さんとしての技術を磨いてください。

■Web上でのスキルはマスト

普段、理美容師をしていて、このように思うことはないでしょうか?

・もっと稼ぎたい
・自分の幅を広げたい
・理美容師以外にも興味がある
・理美容師以外の世界も知りたい

ありますよね。

こう思うことがダメだということではありません。

むしろこう思うことは自然なことで、思わない方が危険です。

なぜかというと、もちろん理美容師さん1本でやっていくということも間違いではありません。

たとえば、自分のお店を持ちたいと思い、下積みを経て独立をすることは素晴らしいことです。

とはいえ、理美容師さんの多様化の時代が来ています。

このまま理美容師さんの多様化が進めば、ただ理美容師をやっているだけでは今後やっていけない時代が来ます。

では、上記のようなことを実現するために何が必要なのでしょうか?

それが「スキル」です。

とはいえ、ひとことで「スキル」といっても、なんですか?ということですよね。

今現在、1番に思い浮かぶのはSNSではないでしょうか?

SNSを運用するスキルですね。

これはWeb上での見せ方のスキルです。

このスキルは必須の時代です。

理美容師さんとしても、「Web上でのスキルがないと勝負できない」と思った方がいいです。

なので、これは先ほどお伝えした理美容師さんのスキルと同じで、今後確実に必要なスキルです。

とはいえ、「SNSのスキルが重要」ということを理解している理美容師さんも多く、そんなに珍しいことではありません。

なので、今後は必ずもう1つスキルを身につけるべきです。

■今後の方程式は「理美容師×他のスキル×Web」

専門的なスキルを2つ以上身につけていると、希少性が生まれます。

希少性とは、簡単に言うと珍しいということです。

たとえば「理美容師さん×何か」というように掛け合わせることによって、珍しい理美容師さんになれます。

さきほどのSNSでも同じですが、珍しい人は目立ちます。

さらに、美容師さんの多様化の時代にマッチします。

このスキル(掛け合わせるスキル)は、1つでも十分戦えます。

あれもこれもという場合は、実はあまりよくありません。

たとえば、メイクのスキルを身につけていると、理美容師さんとしてのお仕事とメイクアップアーティストとしての仕事の2つを掛け合わせることが可能です。

これは、メイクをやるのが正しいと言うわけではありません。

もちろんなんでもいいです。

とはいえ、このときにコツがあります。

理美容師とメイクは、距離が近い(同じ美容の業界)です。

たとえば、「美容に関係のないことでもいいのかな?」という感じになると思いますが、実は美容と関係がない方がいいです。

どういうことかと言うと

・理美容師さんのスキル
・SNSのスキル
・身に付ける何かのスキル

この3つを結んで、スキルの三角形を作ります。

この三角形は大きい方が良い(希少性が高い)です。

このスキルは、美容師のスキルと離れている方が三角形が大きくなります。

さらにSNSを伸ばせば、さらに三角形は大きくなります。

理美容師とメイクは距離が近い(同じ美容の業界)ので、実は三角形が小さいです。

つまり、美容と全く関係のないスキルを身につけて、それを掛け合わせてSNSも伸ばせば、大きな三角形を作ることもできます。

とはいえ、まずはスキルを身に付けることが大事です。

なので、あまり気にせずに興味があるスキルを身につけましょう。

「美容と関係のないスキルはダメだ」というわけではなく、むしろその方が希少性は高まる場合もあります。

たとえば、国家資格と国家資格を掛け合わせるなんて最強だと思います。

実際に、理美容師さんから行政書士さんや社労士さんを目指している方もいます。

税理士さんを目指すのもありですよね。

さらに、女性美容師さんであればアイラッシュやネイル、それこそメイクでもいいと思います。

なんでもいいと思います。

とにかく、理美容師さん以外のスキルを身につけることが、今後の時代を生き抜いていくのに必要です。

しかし、ここで気をつけてほしいことがあります。

そのスキルを身につけて「転職をしましょう」「副業をしましょう」ということではありません。

大事なのは、理美容師さんのスキルとその他のスキルを掛け合わせることです。

それをしないと、バラバラでやってしまうと希少性は生まれません。

たとえば、理美容師さんをやりながらYouTubeやブログのスキルを身に付けて、コンサルをやるとします。

それは立派なスキルかもしれませんが、理美容師さんのスキルを掛け合わせないことには、ただのYouTubeやブログのコンサルの方と一緒です。

つまり、転職しただけです。

これでは希少性も生まれないので、正直もったいないと思います。

あくまでもスキルを掛け合わせることです。

たとえば、この場合であれば理美容師さん向けのYouTubeコンサルやブログコンサルをすることです。

それをWebで発信するということですね。

では最後に、そのスキルを身につけるときのコツをお伝えします。

■スキルを身につけるコツ

Screenshot

スキルを身につける時に、今現在の努力が100あって、さらにスキルを身につけたいからといってそれを半分の50ずつにするのはダメです。

これは、たとえば「理美容師さんをしながらメイクのスキルを身に付けたい!」と思ったとします。

その時に、理美容師さんで毎日100の努力をしているとします。

この努力を、メイクのスキルを身に付けるために半々の50ずつにするということです。

これは実はよくありがちです。

先ほどのスキルの三角形を作るのであれば、スキルを身につけるだけではなく、その道のプロを目指さないといけません。

では、プロとはなんでしょうか?

プロとは、そのスキルでご飯が食べていけるということです。

仮に理美容師さんを辞めても、もうひとつのスキルで十分な収入を得ることができるような状態のことです。

そして、それを掛け合わせるということです。

つまり、今100の努力をしていると思います。

違うスキルを身につけようと思ったら、もう1100の努力を増やさないといけないということです。(今の倍やらないといけない)

これは、本当に死ぬ気でやらないと、ここまでたどり着けません。

個人的な感想ですが、1つのスキルを身につけてその道のプロになるまでに、10年はかかると思います。

理美容師さんもそうですよね?

たった2年〜3年やって、理美容師さんの全てのスキルが身につくかというと、そんなことないです。

長くやってる人が偉いとは思わないですが、経験でしか語れないことも確かに存在します。

たとえば、店長を育てようと思ったら店長を経験しないと無理だし、月200万円売り上げる理美容師さんを育てようと思ったら、200万円売り上げ美容師さんにならないと育てられないです。

なので、1つのスキルを身につけるには10年はかかると思います。

それを乗り越えてこそ三角形が作れて、やっと希少性が生まれてきます。

そしてそれを伸ばして大きな三角形を作ることができます。

ここまでお伝えすると、とても険しい道のように聞こえますが、逆にいうとそれぐらい価値のあることです。

それぐらい価値がないことには希少性は生まれないし、今後理美容師さんとして生き抜いていくことはできません。

よかったら参考にしてみてください。


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