2024.10.30理美容
技術力VS人間力:どちらが大事?
美容師にとって「技術力」と「人間力」、どちらが重要?
美容師としてお客様に選ばれ続けるために、「技術力」と「人間力」のどちらが重要なのか…
これは、美容師なら誰しも一度は考えるテーマだと思います。
しかし、最初に伝えておきたいのは、どちらか一方だけでは十分ではないということです。
技術がどんなに優れていても、人間力が欠けていればお客様との関係は長続きしませんし、その逆もまたしかりです。
技術力の重要性
まずは「技術力」について。
お客様は、プロとしての高い技術を求めてサロンに来店されます。
カットやカラー、パーマの仕上がりが期待通りであれば、「この美容師さん、上手だな」と評価してもらえます。
特に、美容業界はトレンドの移り変わりが激しいため、最新の技術を学び続け、それを提供できる力が必要です。
技術がしっかりしていれば、お客様から信頼されやすくなるのは事実です。
しかし、技術だけでは十分ではありません。
お客様が「またこの人にお願いしたい」と感じるためには、もう一つ大事な要素があります。
お客様の心をつかむ「人間力」
それが「人間力」です。
技術が優れていても、サロンでの時間が居心地悪く感じたり、コミュニケーションに問題があったりすれば、次回も来店していただくのは難しいでしょう。
お客様が求めているのは、単に髪を切ってもらうだけでなく、リラックスした時間や心地よい会話、さらには自分に寄り添ってくれる美容師とのつながりです。
例えば、しっかりとしたカウンセリングでお客様の要望を理解し、その人のライフスタイルに合った提案ができること。
そして施術中のさりげない会話や、ホームケアのアドバイスを忘れずに伝える。
こうした細やかな気遣いが、お客様の心に残るんです。
技術力でお客様に満足感を提供し、人間力で「またお願いしたい」と思ってもらう。
この二つの要素がバランスよく揃ってこそ、真に評価される美容師になれるのだと思います。
「土台」と「絆」を築く
美容師にとって、技術力は「土台」です。
しっかりした土台がなければ、美容師としてお客様からの信頼を得ることは難しいでしょう。
しかし、土台だけでは長く続く関係は築けません。
人間力は、その上に築かれる「絆」です。
お客様との信頼関係や絆を築くことで、長期的に選ばれ続ける美容師になることができるのです。
技術力と人間力、この両方を磨き続けることで、どんなお客様からも信頼される美容師になれるのだと思います。