2025.03.14理美容
忙しい日ほど意識したい“余裕”の見せ方

美容師として日々の業務をこなしていると、「忙しい日の接客や施術」は誰もが直面する課題ですよね。
忙しいからこそ、“余裕”を持って行動することが、お客様にとって心地よい空間を提供するうえで非常に重要です。
今回は、忙しい日の「余裕」の見せ方についてお話ししたいと思います。
忙しさがもたらす影響
以前、スタッフが10人弱いる比較的大きなサロンで働いていたときのことです。
そのサロンでは、お客様が常に多くいらっしゃるため、忙しい時間帯には自然とスタッフも慌ただしくなります。
忙しいとどうしても、慌ててしまいがちです。
そしてその慌てた状態が、施術や接客に影響を及ぼすことがあります。
例えば:
- 慌てた結果、施術が雑になってしまう
- お客様との会話が途切れがちになり、コミュニケーションが減る
- 次の準備に焦ってしまい、必要な道具を忘れる
こうした状態が続くと、お客様に「焦っている」という印象を与え、安心感や信頼感が損なわれてしまうこともあります。
特に美容室は、お客様がリラックスしに来る場所ですから、慌ただしい空気感を与えないことが大切です。
忙しい日ほど意識したい“余裕”の見せ方
忙しい中でも、落ち着いた雰囲気をお客様に伝えるために、僕自身が心がけていることがあります。
それは、 あえてゆっくりサロン内を歩く ということです。
たとえば、施術を終えて次の作業に移る際、焦らず落ち着いた動作を意識するだけでも、周りのスタッフやお客様に安心感を与えることができます。
また、忙しい時こそ、スタッフに声をかけるようにしています。
「焦らなくて大丈夫」と伝えることで、スタッフ自身も落ち着きを取り戻し、結果的にサロン全体の雰囲気が良くなるんです。
もちろん、内心では焦っていることもあります(笑)。
でも、その焦りを表に出さず、余裕を持っているように見せることがプロとしての役割だと思っています。
余裕を作るための準備と心構え
忙しい状況でも余裕を保つためには、事前の準備が重要です。
以下のような準備をしておくことで、当日の負担を軽減できます:
- 必要な道具や薬剤を事前に用意しておく
- カウンセリングでお客様の希望をしっかり確認し、施術の流れをスムーズにする
- スタッフ間で密に連携を取り、サポートし合う
また、心構えも大切です。
「完璧を目指すのではなく、最善を尽くす」という考えを持つだけで、気持ちに余裕が生まれ、焦りを軽減することができます。
お客様にとっての“余裕”とは?
お客様が美容室に求めるのは、心地よい時間とリラックスできる空間です。
そのため、私たち美容師が忙しさをお客様に感じさせないことは非常に重要です。
忙しい日のサロンで、スタッフが余裕を持って行動していると、お客様は「このサロンなら安心できる」と感じてくださいます。
それが、リピート率の向上や信頼関係の構築にもつながるのです。
問いかけ:皆さんはどう意識していますか?
忙しい日の接客や施術で、皆さんが意識していることは何でしょうか?
「余裕を見せるためにしている工夫」や「忙しい日を乗り切るためのコツ」があれば、ぜひRoot4Beauty内で共有してください!
お客様に心地よい時間を提供するために、私たち美容師自身も心に余裕を持ちながら日々の仕事に取り組んでいきたいですね。
一緒に学び合い、成長していきましょう!
