2025.01.28理美容
お客様が気になる“最後のサイン”に気づく美容師の心得
仕上げのスタイリングを終えたとき、「ここが気になる」と思いながらも、言いづらいお客様の気持ちに気づけていますか?
美容師として、お客様の小さな違和感に寄り添う姿勢が大切です。
特に仕上げの際は、お客様の仕草や視線に注目することで、本音を汲み取ることができます。
これが満足度を左右するポイントなんです。
お客様が希望を伝えにくい理由とは?
美容師が全力で仕上げたスタイルに「ここを直してほしい」と言うのは、少しハードルが高いものです。
お客様が希望を伝えにくい理由には、次のようなものがあります。
遠慮してしまう
「もう少しこうしてほしい」と伝えるのは、申し訳ないと感じるお客様も多いです。
特に、技術を尽くしてくれた美容師に対して遠慮してしまうんですね。
言葉にしづらい
前髪の長さやカールのニュアンスなど、微妙な違和感をうまく言葉にできず、伝えるのをためらうことがあります。
空気を読んでしまう
仕上げの後に「どうですか?」と聞かれると、つい「大丈夫です」と答えてしまうケースも。
実はこれは、美容師に気を遣っている場合がほとんどなんです。
気づきのヒント:お客様のサインを読み取る方法
言葉にできないお客様の希望を察するには、仕草や視線をよく観察することが鍵です。
具体的には、次のような行動に注目してください。
前髪を触る
鏡を見ながら前髪を触る仕草は、デザインや長さに違和感を感じている可能性を示しています。
鏡に前のめりになる
顔を近づけて鏡を覗き込む場合、全体のバランスや細部を確認していることが多いです。
パーマ部分を触る
パーマをかけたお客様が髪をくるくる触る場合は、カールの強さや出方が気になっているサインかもしれません。
少し距離を取ることの大切さ
仕上げの後、一度席を離れて距離を取ることで、普段近くで気づけないサインが見えてきます。
例えば、スタイリング剤をつけた後に手を洗う時間を作るなど、少しの間お客様を観察できる余裕を持つのがポイントです。
遠くからお客様を観察することで、気になる部分を特定しやすくなります。
鏡越しに見ている視線や仕草を見逃さないようにしましょう。
お客様の安心感を高める声かけ
席に戻った後、こちらから一言添えるだけで、お客様の希望を引き出せる雰囲気を作れます。
例えば、次のような声かけがおすすめです。
- 「前髪、少し調整しますか?」
- 「他に気になるところがあれば教えてくださいね。」
こうした一言が、お客様にとって「言いやすい空気」を作ります。
「気づいてくれた」「分かってくれた」と感じてもらえることで、信頼感もアップします。
満足度を上げる最後のひと工夫
お客様の仕草や視線に気づき、仕上げに微調整を加えるだけで満足度が大きく向上します。
これはリピートにつながる大切なポイントです。
美容師として、技術だけでなくお客様の気持ちに寄り添うことが、最終的な信頼を得るカギとなります。ぜひ次回の施術から実践してみてくださいね!
まとめ
「最後のサイン」に気づける美容師になることで、より良いサービスが提供できるはずです。
お客様の自然な仕草に目を配り、距離を取る時間を作り、声かけを工夫する。これだけで、お客様との信頼関係が深まり、リピーターを増やすことができますよ!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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