2024.11.30理美容

「SNSをやらない美容師さん、、、その理由とは?」

今回は「SNSをやらない美容師さん、、、その理由とは?」ということについてお伝えします。

たとえばあなたは、雇っているスタッフや後輩、はたまた先輩を見て、

「どうして仕事としてSNSをやらないのだろう?」
「まぁ自分もそんなにやってないけど、、、。」
「けど立場的に後輩に指導しないといけない。」
「どうしよう?」
「でもみんなやってくれない。」

このようなことを感じたことがありませんか?

おそらく、ほとんどの方が感じたことがあると思います。

なぜなら、この記事を読んでいただいている美容師さんはSNSを頑張っているからです。

SNSを頑張っていない方がこの記事にたどり着くわけがありません。

では、それはなぜなのかを考えてみましょう。

■「SNSをやらない=頑張っていない」ということではない

美容師さんのSNSのイメージは

・Instagramは主に集客に使用している方が多い(最多)
・Twitterは業界向けにやっているのが多い(特に経営者やフリーランス)
・YouTubeはそれぞれで、業界、集客向け共に混在している(まだ少ない)

他にもSNSはありますが、このような感じです。

ちなみに「SNSをやる」というのはどういうことかと言いますと、「発信をする」ということです。

この記事内ではそのように捉えてください。

まずはじめに、SNSをやらない美容師さんはダメだというわけではありません。

SNSをやらなくても、目の前のお客様を笑顔をしていたら立派な美容師です。

なので、SNSをやっていないから頑張っていないというわけでもありません。

ここはまず頭に入れておきたいところです。

しかし、どうしてもSNSをやっていない後輩や先輩を見たときにそう思ってしまうことが多いですよね。

一旦リセットしましょう。

もちろん、SNSを強制したとしても絶対に伸びません。

なぜなら、SNSは撮影と同じでやらされて伸びるものではありません。

イヤイヤやっても絶対に結果は出ません。

とはいえ、ずっと同じサロンで1日一緒に過ごしていると「そんなことやってる暇があるんやったらSNSの1つでも更新しろよ」って思うこともありますよね。

SNSをブン回している人の特徴として、どうしてもやっていない人はダメと見てしまうことがあります。

無意識に「発信をしている人の方が偉い」みたいな感じで思ってしまうんですよね。

たしかに、発信をして継続している人は本当にすごいし頑張っていると思います。

とはいえ、やっていない人がダメだというわけではありません。

何度も言いますが、そこは頭に入れておきましょう。

■SNSをやらない理由

では実際に、なぜSNSをやらないと思いますか?

・やりたくない
・面倒臭い
・何を上げたらいいかわからない
・興味がない
・苦手

SNSをやらない理由を聞いたときに返ってくる言葉は、このような感じだと思います。

とはいえ、実は違うんですよね。

やりたくないからやらないのではないんです。

興味がないからやらないのではないんです。

苦手とか得意とか関係ないんです。

SNSをやらない理由はたった1つだけなんです。

それは

「必要性を感じていない」

だけなんです。

たとえば、「わたしはこんなにSNS頑張ってる!わたしを見てなんでやってくれないんだろう、、」とか、「こんなに近くで見せてるのに、なんでやらないの?」って思ってことがありますよね。

周りがやれば火がつくかもって流れです。

とはいえ、それでも火はつきません。

苦手だから?
興味がないから?
やりたくないから?

違います。

必要性を感じていないからです。

人間は必要性を感じないことは基本的にしません。

もしくは危機感です。

危機感を感じて必要性を感じるのが主なパターンですが、逆にいうと危機感を感じなければ必要性を感じません。

必要性を感じていないということが本人もわかっていないから、「なぜSNSやらないの?」って聞いてもわからないのです。

だから、適当に「苦手だから」とか「興味がない」と答えるのです。

つまり、SNSをやらない本当の理由は、「なんとなく」です。

「必要性を感じないからです」とは、わからないので言えないのです。

たとえば、よく考えてみてください。

SNSをやらない美容師さんの特徴の1つとして、SNSをやらなくてもお客さんに入客出来ているということがあります。

やらなくても入客出来ていたらやらないです。

なぜなら、やらなくてもお客様をさせてもらえるからです。

もう少しわかりやすくお伝えします。

たとえば、フリーランス美容師さん(面貸しサロンなど)でSNSを全くやっていない人っていますか?

おそらくかなり少ないと思います。

なぜなら、SNSをやらないとお客様が増えないからです。

SNSをやらないとお客様に入客できないからです。

お客様に入客できないとどうなりますか?

自分の報酬が減ります。

これがSNSをやる必要性です。

これがあるからフリーランス美容師さんはSNSをぶん回している人が多いのです。

ちなみに、もしフリーランス美容師さんで全くSNSをやっていない人は、もともと顧客が揃っている人です(もしくは業務委託の方)

とはいえ、お客様はどんどん減ります。

SNSをやっていなくても何とかなっているフリーランス美容師さんは、今はいいけど長続きしません。

SNSをやらなければいつか顧客が減少して終わりです。

つまり、結局はやらないといけないのです。

■都市部にいけばいくほどSNSをやっている美容師さんは多い

SNSの意識は、郊外と都市部では差があります。

なぜなら先ほどお伝えした「必要性」に違いがあるからです。

これは、「あるから良い、ないからダメ」ということではありません。

郊外は、基本的に美容師個人がSNSをやらなくてもお客様に入客しやすいです。

もし「いやそうではない、うちは郊外だけどSNSをやらないとお客様に入客できない」という方は、そのサロンのビジネスモデルがおかしいです。(これに関してはここでお伝えするとテーマが変わってしまうので割愛させていただきます)

逆に都市部は、フリーランスや正社員に限らずSNSをやらないとお客様に入客することが難しいです。

なので、都市部で働いている美容師さんのほうが無意識に必要性を感じているのです。

もちろん、郊外でも必要性を感じている美容師さんもいます。

それは入客などは関係なく、発信の必要性を感じている場合が多いです(リクルートなど)。

とはいえ、必要性を感じていない人でも発信をする時がありますよね。

たとえば、「あ、珍しく普段SNSをアップしないスタッフがアップしてる」って思う時がありますよね。

その内容が、「お誕生日を祝ってもらいました!」だとします。

これは必要性を感じてアップしていますか?

違いますよね。

これはただの承認欲求です。

また、自分はSNSで発信はしないけど、他人のSNSは必ずチェックしている人もいますよね。

さらに、何かを調べるときにInstagramで探す人もいます。

これはインプットとしてSNSを使っているということですよね。

何が言いたいかというと、そのアップする内容がダメだというわけではなく、興味がないとか苦手だという人でもSNSは使っていますよね。

つまり、そもそも興味がないとか苦手とかはないということです。

■SNSは1つの手段にしかすぎない

結局のところ、SNSをやるということそのものが大事なのではなく、大事なのは経営者であればサロンを黒字にすることだし、美容師個人であれば報酬をあげることです。

そのための手段としてSNSがあるだけです。

なので、SNSをやらなくても黒字であればOKだし、美容師個人として報酬が上がっていれば別にやらなくてもいいのです。

逆にSNSをやっていたとしても、SNSをやることが目的になってしまうと結果は出にくいです。

「なんのためにSNSをやるのか?」を明確にしないといけません。

これは、はじめにお伝えした「SNSをやっていない=頑張っていない」ということではない、につながります。

とはいえ「サロンが赤字だ」「美容師個人としても報酬が下がっている、もしくは上がらない」というのであれば、SNSを頑張ってやるべきです。

そのときに大事なことはなんでしょうか?

SNSをやらない理由は「必要性を感じないから」でしたよね。

なので、必要性を感じさせてあげることが大事です。

経営者であれば、そういう環境を作ることです。

これには答えはありませんし、たくさんの方法があります。

もし、後輩やスタッフにSNS頑張ってほしいなって思ったら、まずは必要性を感じさせてあげましょう。

単刀直入に「やれ!」って言われても拒否反応を起こされるだけです。

やれと言われてやることほどしんどいことはないので、そこは色々頭使って考えましょう。

とはいえ、サロンの経営者さんや代表の方がまずは率先してやらなければいけないですけどね。

よかったら参考にしてみてください。


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