2025.10.05理美容
「無知の知」を接客に活かすと、お客様との会話がもっと楽しくなる

こんにちは、Root4Beauty運営です。
前回のブログで「無知の知」というテーマについてお話しました。
“知らないことを知っている”という姿勢。それは、美容師にとっても大切なコミュニケーションのヒントになる、という内容でした。
今回は、その考え方を実際のサロンワークに取り入れてみた体験を共有したいと思います。
「知らない」と伝えた瞬間、お客様が笑顔に
ある日の接客で、お客様がある趣味について楽しそうに話してくださいました。
その内容に僕はあまり詳しくなかったのですが、無理に話を合わせようとはせず、こう伝えてみました。
「すみません、あまり詳しくないんです。でも興味あるので、ぜひ教えてもらってもいいですか?」
すると、お客様の表情がパッと明るくなって、そこからさらに会話が広がったんです。
いつも以上に楽しそうに話してくださる様子が印象的で、「話す」というよりも、“学ばせてもらう”会話になっていたように感じました。
会話が続かない…と思ったら、“聞き手”に回ってみる
美容師は話し上手でなければいけない、と思っている方もいるかもしれません。
でも実際には、「聞く力」がある方が、お客様から信頼されることも多いんです。
特に新規のお客様や、少し緊張感のあるシーンでは、自分から無理に話を展開しようとするよりも、
「それってどんな感じなんですか?」
「初めて聞きました、教えてください!」
と、素直な“聞き役”に回るだけで、空気が柔らかくなります。
「知らない」は、失敗じゃない。きっかけになる
「無知の知」を接客に活かすと、知らないことを知らないままにせず、お客様との対話を深めるきっかけになります。
会話が苦手…という方も、まずは「聞くこと」に意識を向けてみてください。
わからないことを素直に聞く姿勢は、相手に敬意を示すことにもなりますし、その会話がきっかけでリピーターにつながることもあります。
Root4Beautyユーザーの皆さんへ
私たちRoot4Beautyは、美容師同士の“気づき”や“学び”をシェアできる場所を目指しています。
「無知の知」は、日常の接客でも、同業者との関係性でも、とても大事な考え方です。
わからないことを恐れず、「教えてください」と言える自分であること。
それが、人とのつながりを深め、自分自身の視野を広げるきっかけになります。
今日の接客の中でも、そんなスタンスを少し意識してみてください。
きっと、新しい会話が生まれますよ。
Root4Beautyブログでは、今後も“現場で使えるリアルな気づき”をお届けしていきます。
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