2025.12.10理美容
「“今年の汚れ、今年のうちに”を美容師としてどう活かすか」
年末になると、毎年頭に浮かぶあのキャッチフレーズ——
「今年の汚れ、今年のうちに」。
長年続いている洗剤のCMですが、この言葉、実は美容師にとっても深い意味を持つと感じています。
年末が近づくにつれ、お客様の来店が自然と増えてきます。
理由はさまざま。イベント前の身だしなみ、気分を新しくするためのイメチェン、年始に向けてのメンテナンス。
でもその根底には、「スッキリした状態で新しい年を迎えたい」という、日本人ならではの価値観がある気がするんです。
だからこそ美容室にとって年末は、ただの繁忙期ではなく、お客様の“区切り”を整える大切な時間。
髪を切る、カラーを整える、トリートメントでケアする——。
それら全てが、お客様にとっての「切り替え儀式」なのかもしれません。
美容師としての“年末力”が試される時期
年末に来てくださるお客様の多くは、ただスタイルチェンジをしたいわけではありません。
「今年もお世話になりました」「来年もよろしくお願いします」
そんな挨拶を交わしながら、一年分の信頼の集大成として、あなたを選んでくれているのです。
だからこそ、年末の施術にはいつも以上に気を配りたい。
会話のテンポ、空間の空気感、仕上がりへの満足度——
どれも“今年最後の印象”として、お客様の記憶に残ります。
サロン空間も一緒にリセットしよう
この時期、店舗の大掃除を予定している方も多いと思います。
道具の手入れ、バックルームの整理整頓、床や壁のクリーニング…。
でも、「掃除」だけで終わらせてしまうのは少しもったいないかもしれません。
この機会に、POPやメニュー表の見直し、セット面からの視線の先を確認するなど、お客様目線での“環境整備”もしてみてください。
例えばセット面の鏡越しに見える部分がゴチャついていないか?
POPは季節感や情報が更新されているか?
お客様に「また来たい」と思ってもらえる空気をつくるための工夫は、今が見直しのチャンスです。
「掃除」は見た目だけじゃない
見た目の掃除も大切ですが、“気持ちの整理”も年末には必要だと思っています。
・今年の自分の接客、技術はどうだったか?
・お客様からもらった言葉や、成長のきっかけは何だったか?
・来年はどうありたいか?
そんな風に、自分自身の“内側”を振り返ることも、美容師としての成長には欠かせません。
髪を切るように、心の中もすこし整えて、新しい年を迎える準備をしましょう。
まとめ
年末は、美容師として一年の感謝を伝えられる特別な時期。
そして、お客様にとっても自分をリセットするタイミングです。
「今年の汚れ、今年のうちに」
この言葉を、美容師としてどう捉えるかで、サロンの空気感も、接客のあり方も変わってきます。
ぜひ、空間も気持ちも整えて、2026年を心地よく迎える準備をしましょう。
