2025.03.26理美容
「メモを取る」ただそれだけで仕事の質が変わる

Root4Beautyを利用する美容師の皆さんは、日々の業務の中で「メモを取る習慣」を意識していますか?
ミーティングや勉強会で自発的にメモを取る人がいますが、これはとても大事な習慣だと感じています。
「忘れないようにするため」だけでなく、思考の整理・目標設定・タスク管理にもつながるからです。
例えば、以前ミーティングをした際、メモを取っていなかった人に「さっき話した内容、覚えてる?」と1時間後に聞いてみたことがありました。
すると、正確に答えられない人がいたんです。
もちろん、記憶力には個人差があります。
ただ、「業務上の重要な話」や「他の人と共有した内容」を忘れるのは、信頼にも関わる問題です。
こうした「メモを取る習慣」の有無が、仕事の質や成長スピードに大きな差を生むと実感しています。
「メモを取る」ことで得られる3つのメリット
1. 記憶の補強とアウトプットの強化
人の記憶は曖昧なので、「聞いただけ」の情報はすぐに抜け落ちてしまいます。
しかし、「聞いた情報をメモに書き出す(アウトプットする)」ことで記憶に定着しやすくなるんです。
また、メモを後から見返すことで、「言われたことを忘れずに実行できる」ようになります。
2. 思考の整理と目標設定がしやすくなる
メモを取ることで、話の内容を整理でき、「何が重要か?」 を明確にできます。
さらに、やるべきことを明確化することで、目標設定やタスク管理にも役立ちます。
例えば、施術のフィードバックを受けたときに、メモを取る習慣があると「次回どこを改善すべきか」がすぐに分かりますよね。
3. 信頼される人になる
仕事をする上で、「言った・言わない」のズレはよく発生します。
でも、メモをしっかり取っている人は、情報を正確に把握できるので、仕事の精度が上がります。
その結果、周囲から信頼されやすくなるんですよね。
『メモの魔力』に学ぶ、メモを活用するコツ
この「メモを取る習慣」について、参考になる本があります。
それが、前田裕二さんの『メモの魔力』です。
この本では、「メモは単なる記録ではなく、思考を深めるツール」として活用すべきだと述べられています。
特に、次の3ステップでメモを取ることで、より効果的に使えるようになります。
① ファクト(事実)を書く
→ 聞いたこと・学んだことをそのまま記録する。
② 抽象化(本質を見抜く)
→ 記録した事実から、共通する「本質的な教訓」を抜き出す。
例:「成功している美容師は学び続けている」 → 「成長には継続的な学びが必要」
③ 転用(自分に活かす)
→ 抽象化した教訓を、自分の仕事やキャリアにどう応用できるかを考える。
例:「自分も日々の仕事の振り返りを習慣にする」
この「転用」までやることで、メモが単なる記録ではなく、
思考を深め、成長につながるツールへと進化します。
メモを取る美容師と取らない美容師では大きな差がつく
美容師の仕事では、お客様の施術内容やカウンセリングの情報をカルテに記録しますよね?
これも一種の「メモ」ですが、普段の仕事でもメモを取る習慣があるかどうかで、成長スピードが変わると思っています。
例えば…
✅ 施術の改善点をすぐにメモする美容師は、次回に活かせる
✅ 先輩のアドバイスをメモする美容師は、技術の習得が早い
✅ お客様の会話内容をメモしている美容師は、リピート率が高い
逆に、「聞いたことをすぐに忘れてしまう美容師」は、
いつまで経っても同じミスを繰り返したり、成長が遅れてしまうこともあります。
「メモを取る習慣」を持つだけで、仕事の精度が上がり、信頼される美容師になれるのではないでしょうか。
Root4Beautyでの学びを「記録」しよう
Root4Beautyでは、さまざまな美容師が経験や知識をシェアしています。
日々の投稿やコメント、イベントなどで学びを得る機会も多いはず。
そこでぜひ、学んだことを「記録」する習慣をつけてみませんか?
「これは良い考え方だな」
「このアドバイスは今後活かせるな」
そう思ったことをメモしておけば、後から見返して成長につなげることができます。
最後に
「メモを取る」というのはシンプルな行動ですが、
思考の整理・仕事の質・成長スピードに大きな影響を与えると思っています。
今日のブログが、「メモを取る習慣」を意識するきっかけになれば嬉しいです。
Root4Beautyでも、学びを共有しながら一緒に成長していきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
