2024.11.05理美容
美容師さんの「フリーランスか？正社員か？」
こんにちは、Root4 Beauty 編集部です。
今回は、美容師さんの「フリーランスか？正社員か？」という議題についてお伝えします。
前回は「SNSを使えない美容師の末路」について投稿しました。
記事を読んでくれた方からの反応が好評だったため、引き続き美容師さんの悩みについて取り上げていきます。前回の記事をご覧になってない方はこちらから。↓
■そのまま悩んでいても仕方がない
この議題は最近とても多くて、「フリーランスがいいよ、正社員はダメだよ」とか「正社員がいいよ、フリーランスはダメだよ」とか色々聞きますよね。
実際にこの記事を見ている美容師さんは、「正社員からフリーランスになろうかな？」とか「フリーランスから正社員になろうかな？」とか、悩んでいる方もいると思います。
ちなみに、先に答えを言うと、これに関しては美容師さんそれぞれの考え方があり正解はありません。
もちろん、フリーランスの美容師さんは「フリーランスがいいよ」と言うし、正社員の美容師さんは「正社員がいいよ」と言います。
それは当然ですよね。
自分のやっていることは正しいと思ってやっています。
なので、当たり前のことです。
今回お伝えしたいのは、どちらが良いか？ということではありません。
このフリーランスか？正社員か？ということよりも、もっと大事なことがあります。
それは、まずは「そのまま悩んでても仕方がない」ということです。
たとえば、今現在会社に所属していて「フリーランスになろうかな？」と思っている美容師さんは、色々情報を収集していると思います。
フリーランスから正社員になろうと思っている美容師さんも同じでしょう。
とはいえ、それは「どちらがいいか？」を考えても仕方がないことですよね。
やってみないとわかりません。
なので、悩んでいる時間がムダです。
「いや、悩む時間も大切」「ゆっくり考える方がいいのでは？」と思われる方もいると思いますが、正直考えたところで答えなんて出ません。
■何かと何かをくらべるときのコツ
ここで「何かと何かをくらべるときのコツ」をお伝えします。
たとえば、AとBという2つの選択肢があって、そのAとBをくらべたときに、「マイナス面が少ない方を選択する」と言うやり方はおすすめできません。
つまり、デメリットが少ない方を選ぶという選択の仕方ですね。
これは経験上、あまり良い選択の仕方ではありません。
次に、同じくAとBの2つ選択肢があって、どちらかのプラス面ともう一方のマイナス面をくらべると、間違いなくプラス面の方が良く見えますよね。
ちなみにこれは、冒頭でお伝えした「フリーランスの美容師さんの方がフリーランスがいいよ」と言うし、「正社員の美容師さんの方が正社員がいいよ」ということと同じです。
どういうことかと言いますと
「フリーランスはこんなところがいいよ（プラス面）。だって正社員だとこうでしょ？（マイナス面）」
こういうことです。
このくらべ方は、もちろんプラス面を言っている方が良く聞こえます。
なので、これはそもそも参考になりません。
さらに、伝え方もすごく重要です。
たとえば
「以前、正社員をしている時は拘束時間が長かったよ（マイナス面）、フリーランスになった今、自由な時間が増えたよ（プラス面）」
という話を聞くと、フリーランスの方がよく聞こえます。
当然ですよね。
マイナス面とプラス面をくらべたらそうなるのはあたりまえです。
これもあまり良くなくて、実際に「正社員からフリーランスになってよかった」という事実があるかもしれませんが、伝え方があまりよくありません。
こういう時は
「以前、正社員をしていた時の良さは〇〇で、フリーランスの良さは〇〇。なので私はフリーランスになってよかったよ」
と、伝えてあげる方が良いです。
つまり、1番良いのはプラス面とプラス面をくらべることです。
もし、フリーランスと会社員をくらべるなら、プラス面でくらべましょう。
■結局はフリーランスも正社員も大差ない
とはいえ、結局はフリーランスも正社員も大差ないです。
「フリーランスか？正社員か？」ということは、そんなに重要なことではありません。
その理由をお伝えします。
基本的に、フリーランスでも正社員でもやることは変わらないです。
ぼくたち美容師の使命は、目の前のお客様をキレイにすることです。
働き方はあまり重要ではありません。
つまり、お客様からしたら「この美容師さんはフリーランス」とか「この美容師さんは正社員」とか、そもそも関係ないですよね。
軸はお客様にあるべきです。
その中で、たとえば報酬が気に入らないのであれば、フリーランスや正社員に限らず、報酬の高いところに行けばいいと思います。
自由な時間が足りないというのであれば、自由な時間がとれるところに行けばいいと思います。
それを、フリーランスや正社員に限らず選べばいいだけの話です。
なので、「フリーランスがいいよ」とか「正社員がいいよ」と言っている美容師さんはナンセンスです。
長い目で見ると、働き方でのメリットやデメリットなんて、そんなに大差ないです。
つまり、何が言いたいかと言うと、結局フリーランスでも正社員でも、結果を出している人はどんな働き方でも結果を出しています。
たとえば、正社員で今いる場所で結果が出ないから、フリーランスになったら結果が出るかと言うと、そんなことはないです。
逆も同じです。
なので、結論を言うと、今現在の働き方に悩むもしくは納得がいかないのであれば、今すぐに働き方を変えるべきです。
初めにお伝えしたように、悩んでる時間がもったいないからです。
その時間を目の前のお客様に使った方がいいです。
■どんな人を周りに置くかで人生は決まる
最後に1番大事なことをお伝えします。
とはいえ、どこで何をしてても、自分で選んだ道を人のせいにするのはやめましょう。
たとえば、自分はラーメン屋さんをやってて、隣のおそば屋さんが流行ってるから、自分もおそば屋さんやりたいってなったらやればいいんです。
でも、その後に自分のおそば屋さんが流行らなかったからといって、人のせいにするのはやめましょう。
フリーランスになるのも正社員になるのも、自分で決めたことですし、自分で決めることです。
それだけは自分自身の肝に命じておきましょう。
ぼくたち美容師は、お客様ありきです。
軸は自分ではなく目の前のお客様です。
もし働き方を変えたい場合に、軸を自分に置くときに考えた方がいいのは、フリーランスか？正社員か？とかではなく
「どんな人を周りに置くかで人生は決まる」
ということです。
あなたの頑張りは、必ず誰かが見ています。
必ず誰かに伝わっています。
ぜひ参考にしてみてください。
