2025.06.01理美容
「時間がない」は本当?美容師として“時間をつくる”シンプルな考え方

美容師という仕事をしていると、よくこんな声を耳にします。
「やりたいことはあるけど、忙しくて時間が取れない」
「SNS更新しなきゃと思ってるのに、気づいたら夜」
「新しいこと始めたいけど、毎日があっという間で…」
サロンワーク中は常にお客様と向き合っていて、その合間に掃除や事務作業、発注作業、レッスンやミーティング…。
気づけばまったく“自分の時間”がない。
でも、それって本当に「時間がない」のでしょうか?
今回はそんなテーマで、日々サロン現場で働く美容師さんに向けて、「時間のつくり方」について書いてみます。
朝を使う。でも、朝だけに頼らない
時間管理の方法としてよく言われるのが“朝活”。
実際、多くの美容師さんが、朝の時間にSNS投稿を作ったり、情報収集をしたり、練習の準備をしたりしていますよね。
朝はサロンも静かで、誰にも話しかけられない貴重な時間。
でも、イレギュラーが起きやすいのも美容業界のリアルです。
「今日は10時オープンのはずが、急にミーティングが入った」
「朝練を見てほしいと後輩に言われた」
そんな日があるからこそ、“朝に詰め込みすぎない”柔らかい設計が大切なんです。
ぎゅうぎゅうにしてしまうと、想定外が来たときに全部崩れてしまう。
大事なのは、朝時間を活かしつつ、余白を作っておくこと。
紙でもスマホでも「ToDoリスト」は見えるところに
毎日やることが多いと、どうしても頭の中が散らかりがち。
「後でやろう」と思っていたことを、夜に思い出して焦る…。そんな経験ありませんか?
だから僕は、ToDoを紙でもスマホでも“外に出しておく”ことをおすすめしています。
やることを書いて、目に見えるようにしておく。
それだけで、脳の余白が生まれて、他のことに集中できます。
ちょっとしたことですが、この“見える化”が気持ちの安定にもつながります。
「たった5分」でできることに気づく
空いた5分間。あなたは何をしていますか?
・SNSの投稿の構想をメモする
・お客様へのDMを1〜2件返す
・思いついたアイデアをアプリに保存しておく
たった5分でも、意外とできることって多いんです。
「時間がまとまったらやろう」と思うことほど、実は小分けにやったほうがうまく回る。
日々のサロンワークの中で、“細切れの時間を味方にする”こと。
これが、忙しい美容師にとっては大きな武器になります。
タイムマネジメントは、自分との約束
時間の使い方って、誰かの指示じゃなくて、結局は自分との向き合い方なんですよね。
「忙しかったからできなかった」で終わらせるのか、
「どうすれば今日中にできるかな」と考えるのか。
やりたいことがあるなら、“やれるように整える”ことが大事。
優先順位をつけて、やらなくていいことは潔くやめる。
それも、セルフマネジメントの一部です。
まとめ|「やりたいけど時間がない」を言い訳にしないために
美容師の仕事は、誰よりも“今ここにいる人”に集中する仕事。
でも、その裏側では、見えない努力や準備がたくさんある。
だからこそ、ちょっとの工夫で“自分のための時間”を育てていくことが、
未来の自分へのプレゼントになると思っています。
・ToDoを見える化する
・朝やスキマ時間をうまく使う
・余白を大切にする
・「どうしたらできるか?」で考える
完璧じゃなくていい。
でも、少しずつ意識することで、自分の時間の質が変わっていきます。
Root4Beautyでは、こうした日常の中で感じる「悩み」や「工夫」も、美容師同士で共有しています。
あなたが実践している時間の使い方、よかったら教えてくださいね。
このブログが何かのヒントになったら嬉しいです。
