2025.12.24理美容
手洗いは新しい「当たり前」 — サロンの衛生意識を今こそ見直す
こんにちは! Root4Beauty編集部です。
美容師が忙しいサロンワークの中で、つい「次のお客様が待っている」「早く時間を巻かないと」と焦ってしまうこと、ありますよね。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてほしい。――お客様は鏡越しにあなたの所作を見ています。
お会計が終わって次のお客様に入る前、お金を触っていた手、そのままにしていませんか?
実は、この「手洗いをするかしないか」が、サロンのクオリティや信頼に直結する大きなポイントだと私は考えています。
今日は、なぜ「お会計後の手洗い」が重要なのか。美容師としてどのように意識すべきかを、改めて整理してみました。
なぜ今、手洗いの所作が大事なのか
- 衛生意識の高まり
パンデミック以降、一般の人々の衛生観念も大きく変化しました。美容室もまた、その流れから逃れることはできません。お客様にとって、手洗いや消毒は安心感の一部です。 - 髪を含めた“全身”への接触
美容師の手は単に髪を扱うだけではありません。カラー剤、薬剤、道具、そしてお金――“何に触れていたか分からない手”で再び髪に触れることは、お客様にとって心理的負担になるかもしれません。 - 清潔感=信頼感
技術、会話、雰囲気はもちろん大切ですが、清潔さや所作の丁寧さは「このサロンなら安心」と思ってもらえる大きな要素です。
たとえ手洗いが「当たり前」になっていても、それを意識し、「きちんとやっている」という所作を見せることに意味があります。
手洗いだけじゃない。「準備」の質がサロンの質を決める
手洗いは単なる「次のお客様に触る前の準備」ではありません。
それは、「この方と向き合う時間」の始まりを意味します。
- お金のやり取り、お会計後の手でそのまま次のスタイルに入るのではなく、一度きれいに手を整えることで「この人のための時間をきちんと始めます」という意志が伝わる。
- 同じ場所でも「前とは違う」という所作が、安心感と「ここに任せよう」という気持ちにつながる。
つまり、手洗いは「衛生対策」以上に、「プロとしての立ち振る舞い」「お客様への敬意」の象徴だと考えています。
実践してほしい、“手洗い&準備”の習慣
ここからは、私が日々実践している“所作のルーティン”と心構えをご紹介します。
- お会計後は必ず手を洗う
お金やカード、道具など触った後に、そのまま次の施術に入らず。
手洗いだけでなく、アルコール消毒も併用。 - 洗い終わったら、一旦深呼吸/手のチェック
指の間や爪元、手首など、見落としがちな部分に注意。
清潔なタオルで水分をしっかり拭き取る。 - 次のお客様が入る前に“気持ちの切り替え”
鏡を見る前に、自分の心身の状態を整える。
たとえば「今から〇〇さんを担当します」と心の中で宣言。 - 言葉や所作にも清潔感を
ただ無言で始めるのではなく、「お待たせいたしました。清潔な手で施術をさせていただきます」と一言添える。 - 終業後のまとめと振り返り
今日の所作で気になったこと、改善したいことを書き出す。
翌日につながる“所作のクオリティ”を少しずつ積み上げる。
手洗いは「当たり前」じゃなく、「差別化」になる
「手洗いくらい、やって当然」――そう思う美容師さんもいるかもしれません。確かにその通り。
でも、お客様の視点では、それは“当たり前”ではない人もいます。
- 「前のサロンで何されるか不安だった」
- 「髪に触る前にアルコール消毒してくれると、安心」
- 「こういう配慮があるから、この人に任せたい」
こうした声をいただいたこともあります。
つまり、清潔感や所作の丁寧さは、技術や料金と同じくらい、お客様に選ばれる理由になり得る。
だからこそ、年末の忙しい中でも、手洗いという“当たり前”を大切にしたい。
それが、サロンの評価や信頼を積み上げる、確実な一歩になると信じています。
最後に:あなたの“手”に、信頼をのせて
Root4Beautyは、技術や接客だけでなく、現場の所作やスタンスにも目を向ける美容師のためのコミュニティ。
もし、あなたのサロンで「お会計後の手洗い」が習慣化できていなかったら、
この年末をきっかけに、ぜひ“新しい当たり前”として取り入れてみてください。
清潔な手、整えられた所作、そしてお客様を思う気持ち――
それらをまとっている美容師には、必ずまたお客様が戻ってきます。
今日から、あなたの“手”にも信頼をまとわせて。
