2025.11.02理美容
SNSを味方にするために:「お客様目線」で発信を見直そう
美容師として、SNSは欠かせないツールになりつつあります。
無料で使えて、集客にもつながる便利なプラットフォーム。Instagramを中心に、スタイル投稿、日常の様子、サロンでの風景などを発信している人も多いでしょう。
ただ、ちょっと立ち止まって見てほしいことがあります。
たまに見かけるのは、お客様への不満やネガティブな感情を発信してしまう投稿。
「鍵アカウントだから大丈夫」「フォロワーにはお客様いないから大丈夫」――それで安心でしょうか?
実は、SNSは予想外の経路で見られることがあります。
また将来のお客様になり得る人や、その知人・関係者が目にするかもしれません。
投稿内容には慎重さが必要です。
今日は、SNS発信を「味方」に変えるための視点を、僕の経験をもとにお伝えします。
🔍 発信はあなた自身という“看板”
あなたがSNSに投稿する内容は、技術やスタイルだけでなく、人柄が透けて見えるものでもあります。
「この人にお願いしたい」と思われるかどうかは、技術ではなく、その人の発信の「空気感」や「言葉選び」によることも多い。
だからこそ、発信内容には責任が伴います。
お客様への不満や愚痴を公にすることは、意図していない誤解を生む可能性があります。
🛑 投稿前に立ち止まる3つのチェック
投稿前に、以下の点を自問してみてください:
- 誰が見ても安全か?
お客様本人が見たらどう感じるかを想像してみる。 - 表現を変えられないか?
不満やモヤモヤを言いたいなら、感謝を含めた表現や柔らかい語調でまとめ直す。 - 意味ある発信になるか?
単なる発散ではなく、発信を通じて共感や学び、安心感を届けられるか。
これらを意識するだけで、発信の質は大きく変わります。
✅ ポジティブな発信が生む信頼の輪
実際、僕の周囲で信頼を積んでいる美容師ほど、投稿が温かいものが多いように感じます。
- お客様とのエピソード(承諾を得て掲載)
- 技術やケアの小ネタ
- サロンでの気づき
- スタッフや仲間との協調した雰囲気
こういった発信は、フォロワーとの関係を育て、やがてSNSを通じてサロンにも良い循環を生みます。
📲 発信を“味方”にするために、今日からできること
- 投稿になる前の一呼吸:下書きで時間を置いて見直す
- プライベートの愚痴は日記に。公には柔らかく
- お客様に了解を取るか、匿名にする
- 自分の投稿を定期的に振り返って、言葉のトーンを見直す
Root4Beautyは、美容師同士が学び合い、支えあう場です。
SNSは、外へ向かう窓。
その窓から見えるものを、美しく、優しく、信頼を感じるものにしていきましょう。
あなたが最近、「この投稿を出してよかった」と思ったことは何ですか?
コメントや投稿で、ぜひ教えてください。
