2025.10.01理美容

【無知の知】「話さなくちゃ…」と悩む美容師さんへ。実は“聞く姿勢”が信頼を生む

美容師として働いていると、お客様との会話について悩んだことがある方も多いのではないでしょうか?

「沈黙が気まずい…」
「何を話せばいいのか分からない…」
「お客様に楽しんでもらいたいけど、会話が続かない…」

そんな時、無理に話題をひねり出そうとして、焦ったり空回りしてしまった経験、ありますよね。

でも、実は“無理に話さなくていい”という考え方があるんです。

「無知の知」って聞いたことありますか?

「無知の知(むちのち)」とは、古代ギリシャの哲学者ソクラテスの言葉で、「自分は知らないということを知っている」という意味。

一見、ネガティブに聞こえるかもしれませんが、これはとても前向きな考え方です。
「知らないことを素直に受け入れられる人は、成長できる人」だということ。

この考え方、実は美容師の接客やコミュニケーションにもすごく応用できると思っています。

知ったかぶりより「教えてください」

お客様から出る話題は、実に多種多様。
趣味、旅行、仕事、家族、最近観た映画、ニュースの話題まで…

そのすべてを知っているなんて無理ですよね。

でも、知らないことを無理に合わせようとしたり、分かったふりをしてしまうと、逆にぎこちなくなったり、会話が噛み合わなくなったりします。

それよりも「知らなかったです」「それってどういうことですか?」と、素直に聞ける方が、よっぽどお客様との距離が縮まるもの。

知らないことは、決して“恥”ではなく、“興味を持っている証拠”です。

聞くスタンスが信頼を生む

Root4Beautyの中でも、「会話が苦手」「沈黙が怖い」という声をよく耳にします。

でも、安心してください。
会話上手よりも、聞き上手の方が、お客様から信頼されるケースはとても多いです。

無理に話そうとしなくてもいい。
目の前のお客様の言葉を大事に聞き、そこに丁寧にリアクションする。
それだけで、自然と信頼関係は築かれていきます。

聞く力は、技術と同じくらい大事な「接客スキル」

お客様が本当に心を開くのは、「この人はちゃんと話を聞いてくれている」と感じたとき。

美容師にとって、カットやカラーなどの技術ももちろん大切ですが、お客様とのコミュニケーションの質も、それと同じくらい大事な“技術”です。

特にリピートにつながるような関係性を築くためには、「聞く力」は大きな武器になります。

最後に

「無知の知」という言葉を、美容師の仕事に置き換えてみると、

「知らないことを素直に聞ける姿勢」
「無理に話さず、お客様に興味を持って耳を傾ける」

この2つが、実はとても大切だと気づかされます。

Root4Beautyでは、こうした現場の悩みや気づきをシェアすることで、美容師一人ひとりがより自分らしく働ける環境を目指しています。

ぜひ、あなたの現場での工夫や経験も、Root4Beautyでシェアしてみてください。


あなたの“聞く力”、それは立派な接客スキルです。
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