2025.09.19理美容

美容師こそ、他業種の「接客」から学ぼう

美容師という仕事は、毎日たくさんのお客様と向き合う「接客業」の一つです。
ですが、その接客の在り方を考えるとき、同じ業界内の例ばかりを見ていないでしょうか?

先日、私はある古着屋さんを訪ねて、改めて「人柄がにじみ出る接客」の重要性を感じました。


“空間づくり”は、結局“人柄づくり”

美容室でも同様ですが、お店に入った瞬間の雰囲気、滞在中の心地よさ、また来たいと思える理由の多くは、実は「人」にあります。

技術や商品はもちろん大切ですが、それだけでは不十分。
人柄やコミュニケーションの在り方が空間ににじみ出て、それが“居心地の良さ”をつくっているのです。


同業のつながりも大切。でも、他業種も見よう

美容業界では、どうしても同業のつながりが中心になりますよね。
セミナーやSNSでも、美容師同士の情報共有が活発です。
これは非常に良いことですが、同時に視野を広げることも大切です。

たとえば、飲食店、アパレル、サービス業など、接客を生業にしている業界は数多くあります。
他業種の接客スタイルに触れることで、自分たちの在り方を見直すヒントになることがあるのです。


「接客」は業種を超えて通じるもの

私自身、美容師として長年働く中で、建設業や小売業にも携わってきました。
さらに、経営大学院の授業で様々な業界の方とディスカッションする経験もありました。

その中で強く感じたのは、「接客」や「仕事への向き合い方」は、業種を超えて共通する部分が多いということ。

お客様が何を求めているか。
自分がその人に対してどう在りたいか。
それを自然体で表現できている人やお店は、やはり人が集まってくるものです。


Root4Beautyの目指すところとも重なる

私たちが運営しているRoot4Beautyも、まさにこうした“業界を越えた学び”を得られる場所になっていけたらと考えています。

美容師同士のつながりはもちろん、他の業界にいるお客様や仲間からの声も大切にする。
そんな広い視野を持った美容師が増えれば、美容業界はもっと豊かになれると信じています。


最後に:自分の「接客」を見直すきっかけに

この記事を読んで、「自分の接客スタイル、誰かの心に届いてるかな?」と少し立ち止まって考えてもらえたら嬉しいです。

あなたが思わず通ってしまうお店には、どんな共通点がありますか?
そしてそれは、美容師としての自分の在り方にも、ヒントをくれるものかもしれません。


Root4Beautyでは、美容師の視野を広げるヒントや、日々の仕事に役立つ学びをこれからも発信していきます。
アプリ内でも皆さんの意見や気づきをぜひシェアしてくださいね。


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