2025.06.07理美容
「何を考えるか」より「何を問い直すか」が大事──美容師こそ“思考の整理”が未来を変える

おはようございます!美容師向けコミュニティRoot4Beautyです。
日々のサロンワークやSNS発信、後輩育成、集客やメニューづくり…。
美容師の毎日は、考えることや判断することの連続です。
でも、私たちは本当に「正しい問い」を立てているでしょうか?
今日は、美容師として働く中で意外と見落とされがちな「問いの立て方=イシュー設定」についてお話しします。
“課題”に取り組む前に、「問い自体がズレていないか?」
例えば、最近こんなふうに悩んだことはありませんか?
・もっとフォロワーを増やしたいけど、どうすれば?
・売上を伸ばすには、次に何をやればいい?
・時間が全然足りない…どう時間を作ればいい?
これらはどれも大事な課題です。でも少し立ち止まってみてほしいんです。
「そもそも、その問い自体、ズレてない?」と。
Root4Beautyでも、多くの美容師さんが情報交換をする中で、最初に見直されるべきなのが“問い”だったというケースがよくあります。
イシューとは「本当に答えるべき問い」のこと
“イシュー”とは、単なる悩みや疑問ではなく、「その問いの答えが、今の自分や仕事に大きな変化をもたらすか?」という観点で見極めた、価値のある問いのことです。
たとえば、「投稿頻度を増やした方がいいかな?」という問いが出たとします。
でもそれよりも本質的なのは、
・「誰に何を届けたくてSNSを使っているのか?」
・「この発信は、自分が届けたい相手にとって本当に意味があるのか?」
という視点だったりします。
ここに気づくと、やるべきことも、向き合い方も、自然と変わってくるんですよね。
考えることは、実はめちゃくちゃエネルギーを使う
「やることを増やす」より、「考える時間をとる」方が、実はしんどかったりします。
でも、美容師の仕事って「やってみる」だけで走り抜けてしまいやすいからこそ、
「本当に解くべき課題(イシュー)を見極める力」が重要になります。
焦って動く前に、「その問いに答える価値はあるか?」を考える。
これだけで、日々のタスクの優先順位や時間の使い方まで変わってくるから不思議です。
イシューが明確だと、動きもブレなくなる
問いの解像度が上がっていると、自然と行動がクリアになります。
・今やってることは、解決したい問いにちゃんとつながってる?
・そのタスク、後回しでもいいんじゃない?
・誰に届けたいのか、改めて明確にできている?
そんなふうに問いかけ続けているだけで、「あれこれ悩んでる時間」が減っていきます。
逆にイシューが不明確なままだと、
「頑張ってるのに何も変わらない…」という負のループに陥りがち。
これは、たくさんの美容師さんの声からも実感しているリアルです。
【まとめ】“考えること”に、ひとつ深さを加えてみる
美容師は、目の前のお客様に全力で向き合う一方で、
未来の自分やサロンのあり方にも目を向けなければいけない仕事です。
だからこそ、今一度こんな問いを立ててみてほしいんです。
「いま向き合っている悩み、本当にその問いで合ってる?」
「もっと違う角度から見たら、別の答えが見えるんじゃないか?」
“何をするか”の前に、“何を考えるか”を整える。
それが、自分らしい美容師人生やサロンの方向性をつくる、いちばん最初の一歩かもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
Root4Beautyでは、こうした「思考」や「問い直し」に関するシェアも日々行われています。
ぜひ、あなたが今向き合っている問いも、アプリ内やコメントで教えてくださいね。
あなたのひとつの気づきが、きっと誰かの力になります。
