2025.01.31理美容
声かけだけでは不十分?鏡越しに見えるお客様の本音を汲み取る美容師の心得
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美容師として施術中の声かけは、「薬がしみていませんか?」「熱くないですか?」など、お客様の快適さを保つための基本的なコミュニケーションです。
でも、声かけだけでお客様の本音をすべて引き出せていると言えるでしょうか?
実は、多くのお客様は「言いたいけど言えない」「ここは我慢しよう」と心の中で思うことがあるんです。
今回の記事では、声かけに頼りすぎず、鏡越しにお客様の本音を感じ取るためのアプローチについて詳しく解説します。
声かけが普及した今、気づくべき限界とは?
多くの美容師が施術中の声かけを実践していますが、その限界にも目を向けることが大切です。
声かけだけでは解決できない問題が存在することを理解しましょう。
「大丈夫」と答える心理
お客様が「大丈夫です」と言うとき、それが本心ではないことがあります。
「迷惑をかけたくない」「気を遣わせたくない」という遠慮から、本音を隠してしまうケースが多いんです。
遠慮して沈黙する
「ちょっと染みるけど、言うほどでもないかな」と感じたり、「一生懸命やってくれているのに…」と思ったりして、違和感を口にしないお客様もいます。
言葉にできない違和感
薬剤がしみる感覚や髪の引っ張られ具合など、微妙な不快感をどう伝えていいかわからない場合もあります。
このような感覚は、言葉では表現しづらいものです。
鏡越しに見える「お客様の本音のサイン」とは?
声かけで拾えない本音に気づくためには、お客様の表情を鏡越しに観察することが重要です。
表情はとても正直で、お客様が感じている不快感や違和感を読み取るヒントになります。
眉間が少し寄る
薬剤がしみている、髪が引っ張られているなど、不快感を抱いている可能性があります。
顔がこわばる
ドライヤーの温度が熱すぎたり、施術が雑だと感じたりすると、表情が硬くなることがあります。
視線が落ち着かない
鏡越しに視線が定まらず、泳いでいるように見える場合、何かに気を取られている可能性が高いです。
「声かけ以上」の気配り:具体的なアプローチ
声かけだけでなく、お客様の表情を観察しながら施術を行うことで、より信頼関係を深められます。
以下の方法を取り入れてみてください。
鏡越しの観察を習慣化する
施術中は鏡越しにお客様の表情を定期的にチェックします。
施術の進行に伴う表情の変化を見逃さないように意識することが大切です。
声かけを具体的にする
「薬はしみていませんか?」や「ドライヤーの温度は大丈夫ですか?」といった、より具体的で答えやすい質問を心がけることで、お客様が本音を伝えやすくなります。
表情と返答をセットで確認する
お客様が「大丈夫です」と答えたとしても、表情に不安や不快感が見られた場合には、再確認を行います。「本当に快適かな?」とこちらから気にかけることで、安心感を与えることができます。
表情を読み取る気配りが信頼を生む
美容師の仕事は技術だけではありません。お客様の快適さや安心感に寄り添うことで、満足度が格段に向上します。
声かけと表情のチェックを組み合わせることで、お客様の「言えないサイン」に対応できるようになります。
小さな気遣いが大きな信頼を生み、リピーターの増加にもつながりますよ!
まとめ
お客様の表情から本音を感じ取ることで、声かけだけでは気づけなかったニーズに応えることができます。
鏡越しのお客様の表情をチェックし、小さなサインを見逃さないことが、満足度アップのカギです。
ぜひ今日から実践してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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