2024.11.25理美容
地方でも活躍できるメイクアップアーティストになれる方法
今回は「地方でも活躍できるメイクアップアーティストになれる方法」についてお伝えします。
■美容師、ヘアメイク、メイクアップアーティストの違い
まずはじめに、美容師、ヘアメイク、メイクアップアーティストの違いをお伝えします。
一般の方だと、全部同じだと思っている方も多いかもしれません。
とはいえ、全然違います。
・美容師
美容師さんは髪の毛に薬剤などを使用して、ヘアスタイルそのものの形を変えたり整えたり、ということをしますよね。
これは薬剤を使うし刃物(ハサミ)を使うので、国家資格が必要です。
しかし、印象としてはメイクアップはできない方が多いです。
女性美容師さんはなんとなくメイクが出来る方が多いですが、理論的にしっかりとやれる方は少ないです。
基本的にはお店でお客様にヘアスタイルを提供するというお仕事です。
こちらはご存知の方も多いと思います。
・ヘアメイク
次にヘアメイクさんですが、美容師さんとは違って、ヘアスタイルそのものを切ったり染めたりして変えるということはできません。
なので、資格は必要ありません。
ヘアメイクさんは、クライアントがいてその要望に合わせてヘアやメイクをする人のことです。
たとえば、ブライダルやファッションショー、雑誌やテレビなどのヘアとメイクです。
これらは必ずクライアントがいます。
その要望に合わせてヘアやメイクを作ります。
全体的な印象として、ヘアを作るのが少し苦手な方が多いです。(ブローなど)
美容師さんを経験せずにヘアメイクになった方は特にそうですね。
裏方で黒子のような役割です。
なので、ヘアメイクさんが前に出てくるようなことはありません。
・メイクアップアーティスト
最後にメイクアップアーティストですが、メイクアップアーティストにはクライアントはいません。
正確にはいますが、アーティストなのでその人が表に出ていく役割です。
たとえばショーのゲストで呼ばれたり、舞台に立ってショーをしたりということです。
ヘアメイクさんと違って、黒子ではなく主役です。
こちらも資格は必要ありません。
とはいえ、キャラクターであったりカリスマ性が必要で、芸能人のような感じです。
表に出ていくことがほとんどで、ヘアメイクさんと違って黒子になることはありません。
このように、美容師、ヘアメイク、メイクアップアーティストは全然違います。
■メイクアップアーティストになるまでの道のり
さて、前置きが長くなりましたが、メイクアップアーティストになるまでの道のりをお伝えしたいと思います。
まず、メイクアップアーティストになるためには、メイクのスキルを身につけなければいけません。
では、メイクのスキルはどのようにして身につければいいのでしょうか?
1番に思い浮かぶのは、スクールに通うことですよね。
たとえば、あなたが高校3年生で、メイクアップアーティストになりたいのであれば、美容の専門学校に通ってメイクを学ぶことも1つです。
また、お仕事をしている方であれば、社会人が通えるメイクスクールもあります。
とはいえ、独学でも構いません。
最終的にメイクのスキルが身についていれば、何も問題はありません。
自信を持って人前で披露できる知識と技術があればOKです。
また、BAやBC(美容部員)を数年勤めたのち、メイクアップアーティストに転職したという方も多いです。
そこでメイクの基礎を身につけ、その間に人脈も広げつつということですね。
現在でも1番王道なのは、ヘアメイク事務所に就職して師匠に師事し、メイクのスキルを習得しつつ人脈を広げ、メイクアップアーティストとして独立するパターンが王道です。
ちなみにこの流れは、東京(もしくは大阪)でしか難しいとお考えください。
あくまでもこの流れに沿ってメイクアップアーティストを目指したいという方は、上京することをおすすめします。
残念ながら、地方では不可能です。
なので、まずメイクのスキルを身につけるには、
・独学
・スクールに通う
・美容部員さんとして働く
・ヘアメイク事務所に就職する
などがあります。
このような方法でまずはメイクのスキルを身につけましょう。
さらに、ヘアの技術を身につけることもおすすめします。
もちろんメイクアップアーティストなのでヘアのスキルはなくても大丈夫ですが、あった方がアーティストとしても幅が広がります。
ヘアの技術を身につける方法は、
・ヘアセットスクールに通う
・美容師として働く
ほぼこの2つしかありません。
ヘアは独学では難しいですし、ヘアメイク事務所によっては教えてくれないところも多いです。
なので、敷居は高いですがヘアのスキルをぜひ身につけることをおすすめします。
■スキルを身につけてからが本当の勝負
では、メイクのスキルを身につけたとします。
ここで大事なのは、メイクアップアーティストは自分でお仕事をとってこなければいけません。
メイクのスキルを身につけたら勝手に仕事が入ってくるなんてことは絶対にありません。
なので、おすすめはメイクやヘアのスキルを身につけている間に人脈を広げることです。
「どんなことでもいいからヘアメイクのお仕事をお願いします!」と声をかけておくことです。
できるだけたくさんの方に声をかけて、オフ会などにも積極的に参加することです。
また、今の時代はSNSを無視できません。
SNSをうまく使えない人は、メイクアップアーティストとして活動していくのは難しいと考えてください。
当然お仕事用にアカウントを運用します。
そこからお仕事につながることもたくさんあります。
このように、待っているだけで仕事が入ってくるなんてことはありません。
さらに、お仕事をさせていただくとしても1発勝負です。
もし悪ければ次からは当然呼んでもらえません。
ここまででおさらいをすると
・まずはメイクのスキルを身につける(余裕があればヘアも)
・その間に人脈を作っておく
・同じくその間にSNSでファンを獲得しておく
・仕事をもらったら最高のパフォーマンスを披露する
この流れです。
とくに、地方でメイクアップアーティストとして活動したいのであれば、SNSを含むWebの運用がカギになります。
Webを駆使しなければ地方ではとくに難しいです。
ちなみに都会と地方で何が違うのか?というと、仕事の量が圧倒的に違います。
■地方でメイクアップアーティストになるオススメの流れ
地方でメイクアップアーティストがしたい方へおすすめの流れは、
・まずは美容師として働く(最低でも5年)
・メイクのスキルを身につける(スクールに通う)
・その間にWebを駆使しファンを獲得しておく(自分の地域+メイクアップアーティストなどのキーワードをとる)
・コミュニティやオフ会などにも積極的に参加する
・1つ1つの仕事をド真剣に精一杯やる
・また新たな仕事を獲得する
このような流れです。
極端な話、資格などがないお仕事なので、自分で「メイクアップアーティストです」と名乗ってしまえばそうなります。
また、1円でもギャランティをいただけばプロです。
1度現場に入れば、駆け出しもベテランも関係ありません。
でも1番いいのはメイクアップアーティストをやっている人のそばにずっといることですね(笑)
もしくは、SNSなどでその人をフォローしてマインドなどを聞くことです。
メイクアップアーティストを目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。